筋トレはどこでやる?その②:エジソンのお言葉
筋トレは数回実践したら結果が出るものではない。継続が必要になる。
だからこそ、自身が置かれた現在の環境下、使える時間、お金をもとに、あなたに合った筋トレ方法を選んで頂きたい。独身者と家庭持ちでは使える時間もお金も全く違う。
自身の状況を踏まえ、出来る方法を考えることは、あなたが次のステージに進む上で必要な力となる。ここでは大きなカテゴリーでの筋トレをどこで実施するかを紹介する。
昨今一気に認知度を上げたのがパーソナルトレーニングだ。
経済的に余裕がある方は、パーソナルトレーニングが最も効率的だろう。何故ならプロのトレーナーが一対一でしっかりとトレーニングを見てくれる。
人によって、スタート時の筋肉のつき方は異なる。筋肉量も異なる。あなたの現状に合わせ、トレーナーがメニューを組んでくれ、フォームをきちんと見てくれる。
フォームは重要だ。
フォームが異なると、狙った筋肉でなく、他の筋肉にアプローチした動きになってしまってうことが多々ある。そうなると、筋肥大させたい部位があっても、どうしてもそこに負荷がかかっていない場合は、大きくはならない。
勿論、一対一であなただけを見てもらうということは、そのトレーナーの時間を買うことになるので、費用は高い。
料金体系は様々なので一概には言えないが、まあ「マジで?」って料金だ。定期的に通うことを考えると、大衆向きではない。
但し、月会費ではなく、一回ごとにお金を払う仕組みのパーソナルトレーニングもある。
その仕組みであれば、基本的な筋トレはパーソナルトレーニングでなくとも、数か月に一度利用し、プロに自身のフォームや筋肉の付き方を見てもらい、指導してもらうという方法も取れる。
いずれにせよ、経済的に余裕がないと手が出せないというのが大衆の声だろう。
●ジム通い
近年は「コンビニジム」と呼ばれる24時間営業のジムの登場もあり、これまで大体一万円前後だった月会費が、それ以下の月会費でも通えるようになってきた。
コンビニジムは、対局にある所謂総合ジム、「デカ箱ジム」と呼ばれるプールあり、サウナあり、グループレッスン有の形態のジムに対し、基本はトレーニングマシンのみがあり、常に係員がいるわけではないので、人件費が浮き、結果的に費用が安い。
自宅にトレーニングマシンを置ける方は別だが、そうそういないだろう。高重量を扱うトレーニングマシンを使えることが利点になる。
そして何より、24時間という形態があることは強みだ。
毎回筋トレに使える時間が読めない方には、24時間ジムはおススメだ。仕事帰りが遅い方でも利用が出来る。出勤前の早朝にも利用が出来る。
あなたの生活時間に合わせての筋トレが可能になるということだ。
また、「ブティック系ジム」と呼ばれるグループレッスンなどに特化したジムもある。一人で黙々とトレーニングをするか、グループレッスンで部活感覚にトレーニングを選ぶかは、好みだろう。
●公共施設のジム
週に2~3回程度ジムに通うことを考えると、民間に比べて、圧倒的な安さ。私の住んでいる地域のスポーツセンターでは、一回300円でジムが利用出来る。
「マジ安っ! 民間のジムなんて全部滅びるな。俺も行くぜ」
そう意気込んで私も数回通った。但し、結果的に遠ざかった。何故か?
地域にも寄るだろうが、マジに混んでいる。
時間帯によっては高齢者の王国。ああ、日本は高齢者大国だったんだなと実感する瞬間だ。夜の時間帯は年齢層関係なしに混んでいる。マジ安だから、まあそうなるだろう。
私の経験では、マシンの前に並び、やっと自分の番が来たと思ったら、目の前で次の人が私が終わるのを待って並んでいる。全く集中出来ない。それでも1セット実施したら、次の人がいるので、譲る。そして2セット目に入る為に、また並ぶことになる。私は性格上、それが無理だった。
また、営業時間も民間に比べて短い。立地条件も私の生活には合わなかった。
あなたの住んでいる地域の公共施設のジムがどんな様子か、まずは見てみよう。もし通いやすい場所にあり、混んでいないのであれば、おススメ第一位だ。
●自重トレーニング
自分の体重を利用するトレーニングとなる。
トレーニングメニューも様々あり、ネットでも書籍でも沢山紹介されているので、参考にして欲しい。
自重トレーニングは自宅で出来るし、自分の体重を利用することが基本なので、基本的には費用ゼロだ。
自重トレーニングでの筋肥大を狙う場合、基本的にはスーパースローでゆっくりと実施することが重要になる。そうすることで、負荷を高くすることが出来る。
また、自宅で実施という意味で言えば、トレーニング器具を併せて使うことも負荷が高くなるので検討して欲しい。
私の場合、2ℓのペットボトルを10本程ガムテープでグルグル巻きにして一つにまとめ、高重量の自家製ダンベルを作ったこともある。
ただ、非常に持ちにくかった、、、というか掴めないので抱えた。ただの重い塊だ。
ダンベルでも懸垂器でも、市販品を買う余裕があれば買った方が早いだろう。
但し、自重トレーニングを継続させるには、相当な覚悟が必要になる。
何故なら、ジム通いと違って「筋トレに行かなければならない」という感覚が自宅の場合は希薄だからだ。自宅に帰ってのんびりモードに入らず、実施出来るかどうかを問われる。
ここまで大きなカテゴリーで筋トレを「どこでするか」を紹介したが、確保出来る時間、経済力によって筋トレ実施方法はマジに考えて欲しい。そうでないと、継続することが出来ないからだ。
改めて言うが、何度か筋トレをやっただけでは、体型効果の可視化は無いと思った方が良い。そんな簡単なものではない。
「筋トレをすると筋肉モリモリになるから嫌だよ」と、よくわからないことを言う方がいるが、簡単にモリモリにはならないから安心して欲しい。というか、モリモリになって悪いこともないんだが、好みの問題だろう。
諦めないで欲しい。
継続することが必要だ。
体型だけで言えば、下着モデル並みの体になるのにどれだけ時間がかかるかは個人差もあるが、before/afterを訴求しているパーソナルトレーニングのジムでも二か月は見ている。
但し、徹底した食事管理とトレーニングメニューに取り組むことでも、二か月だ。それを短いと考えるか長いと考えるかは自由だが、徹底した場合の一つの目安と思っておけば良いだろう。自分で取り組もうとすれば、それ以上かかると見ておいた方が良い。
見た目においては停滞期がやってくることも覚悟しておく必要がある。
始めた当初は筋トレの効果実感が出来る。しかし停滞期とは、そこから思った以上に効果が可視化されない時期だ。
別に私はエジソンを特別好きなわけではないが、こういう言葉を残している。
Many of life’s failures are people who did not realize how close they were to success when they gave up.
(人生を失敗した人たちというのは、諦めてしまった時にどれだけ成功に近づいていたかに気づけなかった人たちだ)
そういうことなんだ。
自分が進む道中のどの辺りにいるのかに気づける人は少ない。
しかし、あなたは次のステージに進むという目的がある。現在の延長に次のステージがあるということを忘れてはならない。
次のステージに進む為に、我々は性力を昇華させ、精力とする。